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NEWS プレスリリース

​2021.05.12

【制作発表】「ヤマトタケル」主題の新作バレエ
トコイリヤ RYOKI to AI vol.7で上演決定!

能楽師・関 直美と共演。
[能楽×琉球文化×古事記]の新作バレエ

この度、10月開催予定の「トコイリヤ」vol.7に向けて、新作バレエを制作いたします。
主題は、「ヤマトタケルの剣(ツルギ)」(
演出・付:緑間玲貴)です。
 

新作品は、古事記の有名人「ヤマトタケル」の伝説をベースに「分断」と「調和」というテーマを掲げ、現代社会に人類の在り方を問うという内容で、2021年10月31日(日)に、新国立劇場 小劇場で開催予定のバレエ公演「トコイリヤ RYOKI to AI vol.7」で発表する予定です。


主要キャストは、倭建命を緑間玲貴(バレエ)、弟橘比売命に前田奈美甫(バレエ)

倭建命に剣を授ける倭比売命役に、関直美(宝生流能楽師)

剣そのものを踊る、天叢雲剣役には、渡久地真理子(バレエ)

神々を演じる自然主に柳元美香(観音舞)が決定しました。

バレエを基軸に能楽や琉球文化を随所に散りばめる演出で、沖縄最古の琉球文学の「おもろさうし」をこれまでの研究を元に新しい創造物として蘇らせながら、琉球文化と大和文化の共通点を炙り出します。
衣裳は、下田絢子(Les Merveilles)がデザインと製作を担当します。

水引などの日本の伝統文化を取り入れ、現在新規製作中です。
どの様な芸術作品が立ち上がるか、ご注目ください!!

リリース用vol7.jpg

「出演者」イメージ


左から、緑間 玲貴、関 直美、前田 奈美甫、柳元 美香
 

【 新作バレエ 趣旨 】

天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)を主題とするバレエ作品です。 

天叢雲剣とは、通称、草薙剣と呼ばれており、三種の神器のうちのひとつです。
本作は、古事記の有名な登場人物であり、この剣を授かった倭建命(ヤマトタケル)の人生になぞらえ「剣」(つるぎ)の本質を表現する舞踊作品です。 
これまでの人類社会において、剣は「闘う」側面を持ってきました。
一方、地球規模で多様性に目を向け始めた現代の人類において剣は、「勇気」「強靭さ」「祓い」「守護」「意志」 などを象徴する、側面を持つという、新しい象徴だと考えます。
剣に対する新しい価値観は、既に我が国も古くから持ち合わせていると思われますが 「分断」と「調和」というキーワードと共に、今一度、その意味を本作で問いたいと思います。 

【 演出上の特徴 】

本作では、作曲・構成などの部分に、沖縄最古の琉球文学である【おもろさうし】と【能楽】の要素を取り入れることを試みています。


【おもろさうし】は首里王府によって編纂された歌謡集で、そのルーツは祭祀における祝詞であったと考えられており、かつての琉球・沖縄文化と、忘れ去られた日本古語を知る上で大変重要な、沖縄県那覇市が誇る、国内第一級史料です。 
西洋のバレエをベースに、古い日本文化と琉球文化が舞台上で交錯します。 


コロナ禍を経て、新しい価値創造が求められる時代において、舞台芸術は、困窮を極める現代社会に、「立ち直る強さ」を提供し、人類の精神面の軸とその強さを、本作で表現する剣と重ね合わせ、観客をはじめ、本企画に関わる全ての人の「生き抜く力」を養う一助となりたく新制作で発表致します。

【 主な出演者 】

倭  建  命   :緑間 玲貴 
弟橘比売命 :前田 奈美甫 

倭比売命  :関 直美 
天叢雲剣  :渡久地 真理子 

自 然 主    :柳元 美香 

音  楽  :YURAI ( Ema / 慧奏 / 友比古 )

【 開催概要 】
 

公演名   :バレエ・アーティスト 緑間玲貴 バレエ公演

       「トコイリヤ RYOKI to AI vol.7」

 

日 時   :2021年 10月 31日 (日) 13時 30分 開演

 

会 場   :新国立劇場 小劇場
 

演出・振付 :緑間 玲貴

 

チケット

発売日   :6月26日 (土) ファンクラブ先行発売開始
 

チケット

販売窓口  :緑間玲貴WEBサイト ( https://ryoki-midorima.com/ )

       トコイリヤWEBサイト( https://www.tokoiriya.com/ )

 

主 催   :一般社団法人 トコイリヤ・ソサエティー

 

※本公演は、政府および東京都が定める
新型コロナウイルス感染症対策の方針に従って、公演の準備を行っております。

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